絣のシャツ

オカモトの事|2015/8/31

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私たちは、久留米絣という筑後地方の綿織物を使って様々な商品を作っている。
そのような関係上、私は、ほぼ毎日、久留米絣のシャツを着用している。
もちろん、商売上という理由もあるのだが、それを抜きにしても、
着心地が大変良くて、手放せないものになっている。
特に夏場の半袖は重宝している。

あれこれ悩まず、絣のシャツをぱっと羽織るだけで、
それなりに格好がつくから、不精な私にとっては、大変ありがたい。
種類で言うと、アロハシャツが2枚、プルオーバーが3枚、ボタンダウンが2枚の計7枚を持っていて、
私の記憶が間違いなければ、どれも10年は経過していると思うが、どれも現役で頑張っている。
洗濯を繰り返しているので、さすがに生地は劣化していると思うが、
それも何となく体に馴染んで柔らかくなっており、
味が出ていると表現した方が適当だと思う。

以前、どこかで耳にしたのだが、アロハシャツの起源は、
着物をシャツに仕立てたことが始まりだったらしい。
ハワイには、日本からの移民も多くいるので、十分に考えられることだと思う。
ただ、着物と言っても、絹の高価なものを仕立てたとは考えにくい。

庶民が日常的に着る、ということからすると、恐らくそれは綿織物だったであろう。
結果として、アロハシャツは、ハワイを代表する衣装となったのだが、
それはやはり木綿の素材の着心地が良かった、というのも大きな要因ではないだろうか?
そして、その中には木綿で出来た絣を仕立てたものもあったに違いない。
もし、そのようなものが現存しているのであれば、一度見てみたいと思う。

一方、プルオーバーだが、これもハワイと微妙につながるのだが、
今着用している絣のそれは、レインスプーナー社のものを彷彿とさせる。
レインスプーナー社は、創業は1956年。
アラモアナショッピングセンターにあった「レインズ」という服飾店と
サーフトランクスを作っていた「スプーナー」社が合併して設立された会社である。

綿・ポリエステルの生地を裏地使いし、当時、アイビーリーガーに流行していた
プルオーバーボタンダウンのスタイルをアロハシャツに導入し、
世界的に人気のあるブランドとなった。そのようなローカル感とファッション性が
混じった感覚は、絣のシャツにも共通していると思っている。

年代を問わず着れて、また使うごとに味が出る。
そんな絣のシャツを心からご推奨申し上げる次第である。

代 表   和彦

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