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絣の生地見本

久留米絣とは?

心地よい肌触り、木綿の安らぎ、素朴な色彩…絣の美しさは熟練された技術でのみ作りあげる事ができます。そもそも絣の根源を辿れば、古代インドから東南アジアへとさかのぼり、約1400年前に日本に伝わり、全国に広がったといわれてます。しかし、久留米絣だけは他の絣とは異なる誕生と成長をとげるのです。そこには、先人達の飽くなき好奇心と情熱の物語がありました。

絣の仕上げ風景

久留米絣のはじまり

今から200年程前、井上伝という少女によって発明されました。ある日、伝は衣服が色あせたところに、白い斑点がついている事に気付きました。その衣服に発想をえて、数々の試行錯誤や“からくり儀右衛門”こと田中久重の協力などを経て、新しい織物が仕上がりました。この織物は所々かすれたように見えることから「加寿利(かすり)」と名付けられました。これが、久留米絣のはじまりです。

絣の織り

久留米絣の特徴

一つの絵柄を織り出す十字や市松、井桁などの「たてよこ絣」は、他の産地には見られない久留米独特のものです。その他、経糸だけで表現する「たて絣」、緯糸だけで表現する「よこ絣」、「織締(おりしめ)」という技法で作られる「文人絣」などがあります。30もの製作工程を経て織りあげられる久留米絣は、作業の過程でのズレにより独特な模様を生み出し、熟練の技術と合わさって、美しい布地が仕上がります。

糸

久留米絣の制作工程

昭和32年、特定の条件でつくられる久留米絣の伝統技術が、国の重要無形文化財に指定されました。熟練の技術者にのみつくり上げられる事を裏付けるひとつとなってます。その制作工程のなかでも重要なのが「くくる」、「そめる」、「おる」工程です。
工程詳細はこちら

「くくる」、「そめる」、「おる」工程
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